DYMAGのチェーンライン検討

他車用のDYMAGをZ1に付ける前提でチェーンラインを検討します。
今回は3種類まとめてのご依頼で、
ホイールを加工してチェーンラインを詰める作業になります。
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3本とも、現在の寸法を計測していきます。
これは5.50-17
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検討の結果、4ミリ詰める必要があることが解りました。
ダンパー側の部品は、
ボルト座面の肉厚に余裕がないので、
加工できるのは1ミリ程度まで。
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ホイール側は十分肉厚があるので、5ミリ程度は加工できるでしょう。
その際、既存のヘリサートは一旦外して加工後に再度挿入します。
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検討結果をまとめるとこのようになります。
 
5.50-17
現状チェーンライン 105.7ミリ
180タイヤとのクリアランス 6.9ミリ
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5.00-18
現状のチェーンライン 100.3ミリ
160タイヤとのクリアランス 11.5ミリ
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4.00-18
現状のチェーンライン 101.8ミリ
160タイヤとのクリアランス 13ミリ
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タイヤとチェーンの最小クリアランスを3ミリとすると、
それぞれの削り代は3.9ミリ、8.5ミリ、10ミリとなります。
3.9ミリはOKですが、8.5ミリと10ミリはNGなので、
18インチの方は削り代を減らす方向で、フロントスプロケを選定すればOKです。
 
条件は次の通り。
ノーマルスプロケの単品オフセット 1.4ミリ
ノーマルチェーンライン 87ミリ
削り代5ミリ以下
 
これより、スプロケット単品のオフセットは、
17インチ 16.2ミリ以上
18インチ 11.2ミリ以上
となります。
 
サンスターなら10ミリ、13ミリ、15ミリなどがありますね。
 
これはあくまで今回お持ち込みのホイール側の制約からきた数値です。
一般的にはチェーンラインはもっと詰められます
実際には、私の1000Jレーサーはオフセット無しで実幅160タイヤ、
タイヤとチェーンは、初め少し干渉する状態で走っています。
 
参考までに、今回検討に用いたチェーンは幅25.5ミリの一般的な大型車用です。
同等の強度で幅の狭いタイプもあるので、
クリアランスを少しでも稼ぎたい場合は有用です。
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黒い方 RK BL530X-XW 全幅25.5ミリ
シルバー RK GP530UWーR 全幅22.8ミリ
※全幅とは、プレートより飛び出しているピンの全長です。
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また、スプロケの厚さとチェーンのプレートの内幅には1.3ミリほど余裕があるので、
前後スプロケの段違いの許容量は、約2ミリと考えています。
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