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長年の振動により、
モナカの合わせ目にクラックが入ったのを溶接修理したものです。
これでまた寿命が延びましたね。

続いて、ジェネレーターカバーをカット加工します。

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キズは最近のサーキット走行で擦ったもので、
やはりカットしないと思うように走れないとのこと。
街乗り兼用なので、スターターと発電系統は残します。

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ケガいた線に沿って切断します。

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今回は横線の向きにはこだわらず、
一番バンク角を稼げる位置をカットします。
横線はやや後ろ上がりになるため、カット位置はやや前寄りのこの角度で。

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エンジンに仮組します。
ローターがカット面からやや飛び出す状態にして、
ブラインドプレート側の干渉部分を削り込みます。

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最後に粘土でクリアランスの確認です。

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ガスケット無しの今の状態でクリアランス1ミリほど。
現車合わせで最大バンク角を狙います。

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溶接熱で歪まないよう、ダミーのエンジンに取り付けてから溶接します。

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プレートが歪まないよう、初めに何点か点付けします。

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表側を全周溶接します。

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熱が引いたら取り外して平面度を確認し、軽く研磨して完成です。



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念のため、裏側にはシリコンボンドを少量塗っておきます。

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ステーターコイルを復元して、エンジンに取り付けます。

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これでタイムもグンと上がるでしょう。(^^)

