Z1100B2 K.T様 エンジン不調の点検

ある時からエンジン不調になり、
オーナーさん自ら色々調べ尽したけれど迷宮入り。
拝見させていただくことになりました。
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症状はスロットル極低開度の時のみ、息つき、バックファイヤー頻発というもの。
今まで調べた処はリスト化されていたので詳しく伺います。
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お預かりして試乗してみます。直ぐにエンジン不調は確認できました。イメージ 4
スロットル極低開度のみの症状ということからも、キャブの不調が疑われます。
スロー系を調整しても変化はありません。
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エンジン不調時の様子がこちら。
アイドリングだとバックファイヤーか失火が頻発します。

既存のFCRは履歴が不明の中古品を使い続けているそうです。
消耗品は交換済とのこと。
先ずはキャブをチェック用のCR33に交換し、キャブが原因かの切り分けをします。イメージ 3

キャブ交換の前に走行で気になったステム周りのガタを点検します。イメージ 6
フロントアップしてフォークを前後に揺すると、ステムに明らかなガタがあります。イメージ 7
その動画がこちら。

ステムナットを締めるとガタが消えるので、調整不良が原因でしょうか。イメージ 8
幸い、ベアリングレースには圧痕は無いようで、
締めただけでスムーズに動くようになりました。イメージ 9
1ミリほど締まったので、トップブリッジを一旦緩めて締めなおします。イメージ 10
さて、先ほど用意したチェック用のCRキャブに交換します。イメージ 11
そのままつなぐとスロットル全開にならなかったので、
ハイスロの太鼓の位置を掛けなおします。
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アルミのスロットルパイプは乾燥して渋くなっているのでグリスアップします。イメージ 12
太鼓の位置の変更後です。イメージ 13

CRにしてからエンジン始動するとかなり改善したようです。イメージ 14
チェック走行に行きます。
スロットル開度が約1/8以上の時はいたって快調です。
エンジンが温まってくると全閉付近で少し不調の症状が出ます。イメージ 15

不調は1気筒のようなので、どの気筒かプラグキャップを順番に外してみます。
すると、4番のプラグキャップを浮かすと調子よくなることが分かりました。イメージ 16

その動画がこちら。
4番プラグキャップを浮かすと調子よく、押しこむと不調になります。

4番のプラグキャップを交換してみます。イメージ 17
今度はかなり調子よくなりました。
使ったキャップは中古品なので、キャップを揺すると少しリークする状態です。
キャップを全部新品交換すればよさそうです。
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