Z1000Mk2 N様 ダイマグベアリングの不具合修理

タイヤショップでタイヤ交換した際、ベアリングの緩みを指摘されたとのこと。
善後策を検討するため、分解点検します。
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緩みの合った場所はイメージ 2ハブダンパーのある側のホイール内です。

リヤホイールを外して点検します。イメージ 3

緩みのあるというベアリングが見えてきました。
現状は、指で動かしてもガタは感じられません。
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しかし、そーっと持ち上げるとベアリングが抜けてきます。イメージ 5

過大な締め付けトルクで中心のカラーが潰れると、
ベアリングに大きなプリロードが掛かり外輪が引きずられて回ることがあります。
現状は、ベアリングの回転は正常で、カラーも十分な長さがあります。
過去に起きたのか、現状では原因不明です。
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既存のベアリング(右側)は、シールが潰れているので新品交換します。イメージ 7

ハウジング側の摩耗も最小限で済んでいたので、
今回は接着剤でベアリングを固定する方法で様子を見ることにしました。
ハウジング内を脱脂して接着剤を塗布します。
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新しいベアリング外周にも接着剤を塗布します。イメージ 9

そーっとはめ込みます。イメージ 10


リヤスプロケットにも問題が。摩耗がだいぶ進行しています。イメージ 11

520サイズのスプロケをアルミで特注したそうですが、
歯幅の薄さからか、早期に摩耗してしまったようです。
現状では、520スプロケはスチール製を選択した方が無難です。
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チェーンの張りもきついようなので、
リヤショックを外してスイングアームを持ち上げて確認します。
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フロントスプロケ、スイングアームピボット、リヤアクスルの3軸が、
一直線に並ぶところが一番チェーンが張るところです。
通常、リヤショックのフルボトムの少し手前です。
ここで、チェーンの張力がゼロが理想的。ここで張り調整します。
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リヤショックを取り付け、
スイングアームが一番垂れた状態で、チェーンの上下振れを確認します。
これがこの車両の一番張った状態なので、これ以上は張らないようにご注意を。
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