Z1000Mk2 F.Y様 修復開始

先日、相模陸事に提出した職権打刻の申請書は、
本日無事に決済が下りたとの連絡がありました。
これで再登録の道が確実に開けたので、修復作業を始めます。
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警察に引き取りに行った時の保管状態がこちら。
放置現場でもこんな状態で屋外にあったそうです。
ハンドルも外され、フォークキャップもありません。
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転がし用のフォークキャップを付け、持って帰ってきたのがこの状態です。
点検して、現状把握と一時的な保存の準備をします。
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割れたポイントカバーは、
擦過傷が無いので事故によるものではなく倒して割れたようで、
根本のハウジングまでも割れてしまっています。
でも、ウオタニは大丈夫のようです。
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キャブもマフラーも無く外に放置されていたので、
エンジン内部をイメージ 3スコープで点検します。

1番インテークポートがこちら。イメージ 4

特に異物はありません。鋳鉄のバルブシートにわずかなサビが出ている程度です。イメージ 5

2番はこちら。イメージ 6

こちらも異物は無し。イメージ 7

3番がこちら。
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サビが目立って見えますが、深くはないので問題ないでしょう。
枯れ草が入っていますが、エアブローで取れました。
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4番はこちら。イメージ 10

こちらは綺麗です。イメージ 11

シリンダー内部も見てみましょう。
先ず、1番から。
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ぐるっと見渡しても異物は無し。シリンダーもきれいです。イメージ 13

同位相の4番がこちら。イメージ 14

少しピストンを下げたところです。
ピストンリングとシリンダーが少し錆びていたようですが、
固着は無いので大丈夫でしょう。
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クランクを180°回して、次は2番です。イメージ 16

こちらは綺麗です。
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最後に3番はこちら。イメージ 18

こちらもきれいでした。イメージ 19

エキゾーストポートも1番から順に見てみます。イメージ 20

異物も無くどこも大丈夫です。イメージ 21
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エンジン内部が無事とわかり一安心。
完全修復まではまだ間があるので、防錆のためシリンダーに少し注油しておきます。イメージ 25

オイルを入れたら、10回転ぐらいクランキングしておきます。イメージ 26

おしまいにポートを密封しておきます。イメージ 27

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インナーチューブはグリスで防錆。イメージ 29

リヤショックはスプレーグリスで防錆。イメージ 30


チェーンも防錆。
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フレームに直付けしていたリヤのウインカーステーは折れて中に残っています。
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エキストラクターを使って折れ込んだボルトは取れました。イメージ 32

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無くなっていたフォークキャップとハンドルクランプはこちらに交換します。
ハンドルクランプは現在でも新品が出ます。
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フォークスプリングは外気に触れて錆びています。
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とりあえず、フォークオイルを塗って防錆します。イメージ 35

フォークキャップはプリロードとエア圧調整式のこちらを装着。
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ハンドルクランプは純正新品に。イメージ 37

続いて、大きく曲がっている社外のライトステーが修復可能か点検します。イメージ 39

シャコ万で簡単に修正してみます。イメージ 40

割れも無く復元できそうなので、後は外してプレスすれば大丈夫でしょう。
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