
・
続いてメタルクリアランスの確認です。
用意したメタルは、部品にある刻印に基づいて選択した厚さのメタルです。

・
アッパーケースにメタルをセットし、クランクを置きます。

・
今回はこのプラスチゲージを使ってメタルクリアランスを確認します。

・
ゲージを適当な長さに切ってそれぞれのジャーナルに置きます。

・
ロアケースを載せ、

・
再度分解して、ゲージの潰れ具合でクリアランスを判断します。

・
潰れたゲージはこんな感じです。

・
ゲージのパッケージにあるメモリをあてがい、
クリアランスが何ミリなのか判断します。

・
メインメタルのクリアランスは全て基準値内でした。
続いてコンロッドメタルのクリアランスを計測します。

・
ZRX1100のコンロッドボルトは、塑性域まで締めて使うので、
1回づつ使い捨てになります。
毎回新しいコンロッドボルトに交換してから締め付けます。

・
新しいボルトをコンロッドに圧入します。

・
コンロッドも全て今回準備した中古品です。

・
プラスチゲージをセットし、規定トルクで締め付けます。

・
再度分解して、クリアランスを判断します。問題無いようです。

・
4本全て確認します。締め付けは、初期トルクのあと、120°の角度締めです。

・
4本とも計測して問題無かったので、
組み付け用のため、再度コンロッドボルトを交換します。

・
2回目の新しいコンロッドボルトを圧入します。

・
クランクとコンロッドはこれで準備OKです。
