角Z1000 ヘッド分解点検

スリーブが陥没してしまっているシリンダーを取り外します。
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手前の1番2番のスリーブが、約0.15ミリ陥没しています。
1番2番とも、ヘッドガスケットヘッドの間でガスが抜けた痕が付いています。
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漏れが特に顕著なのが2番です。Oリングに向かって燃焼ガスが抜けたので、
Oリングが焼け焦げています。
ガスはそこから主にOリングとヘッドガスケット端面との隙間を抜け、
キャブ側に抜けていたということです。
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シリンダーは追加の面研で修復する予定です。
加工前に現状の厚みを計測しておきます。
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ピストンの方は問題無し。スカッフもありません。イメージ 5

走行約2000kmのピストンリングの摩耗はこのくらいです。
トップとセカンドリング、ともに幅の3/5くらいに当たりが付いています。
リングはエンジン運転中に回転するので、
互い違いにして組んだ合口がずれてきているのがわかります。
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ヘッドも1番エキゾーストガイドがオイルで濡れているので分解点検します。
前回のクランク交換の際は、
特に異常が無かったので分解せずに継続使用していましたが、
この2000kmで、オイル下がりの発生に至ったということです。
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1番エキゾースト側です。
ステムシールは特に傷んでいないので、
ガイド外側の隙間からもオイルが下がったのでしょう。イメージ 8


バルブガイドのガタを計測します。
エキゾースト側は限度値前後まで広がっています。
インテーク側は十分使用限度内でした。
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今後の修理方針を検討しつつ、シリンダーが戻るのを待ちます。イメージ 10